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棚瀬 正和
プラズマ・核融合学会誌, 70(1), p.32 - 35, 1994/00
原研で進めている核融合炉燃料トリチウムの製造技術開発の現状を紹介する。LiAl合金ターゲットの製作に始まり、原子炉による中性子照射、トリチウムの抽出、回収、貯蔵に至るトリチウム製造試験を1回40TBq(1kCi)規模で、トリチウムの環境への移行なく、安全に実施している。また、貯蔵されたトリチウムは数%の軽水素(H)を含むため、これを除くため1回6TBqで、ガスクロマトグラフィーによる同位体濃縮を行った。この濃縮により、60TBqのトリチウムを、99.9%以上の純度で得ることができた。
棚瀬 正和; 加藤 岑生
Int.J.Appl.Radiat.Isot., 34(4), p.687 - 691, 1983/00
MnClをコーティングしたアルミナによるH,HT,Tのガスクロマト分離とU切削片によるHTの平衝的分解を基礎としたトリチウム濃縮法を提案した。H,HT,Tの初期混合ガスを液体窒素で冷却した上記アルミナで分離後、トリチウム成分HT,Tはそれぞれ捕集した。捕集したHTは放出させ、800Cに加熱したU切削片上に導き2HTH+Tの分解反応を生じさせた。分解で生じた成分を再びガスクロ分解した。このプロセスを数回循環して、トリチウムを濃縮した。この方法をまず、H,D混合ガスを使用した予備実験ののち、トリチウムとHの混合ガスで試み、5.010atm%のトリチウムガス(トリチウムを約200MBq含む)を使ったとき、トリチウムはTとして高純度かつ80%以上の回収率で濃縮された。